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消防女子奮闘記

更新日:2018年4月27日

 昭和44年のこと。川崎市で女性消防士が誕生してから今年(2018年)で49年。
 年々、少しずつ女性消防士の数は増えているものの、全国の消防本部の消防吏員に占める女性消防士の割合は2.6%(平成29年4月1日現在)と、まだまだ少ないのが現状です。
 二宮町消防本部では、平成26年に初の女性消防士が2名誕生し、平成28年にはさらに1名が採用され、現在3名の女性消防士が消防隊や救急隊に配置されています。

 消防の仕事は、火災や救助、救急等の災害出場時以外では、町民のみなさんとお会いする機会も少ないので、普段は、どのようなことをしているのか、また、どのような仕事があるのかなど、疑問をお持ちの方もいらっしゃるかと思います。

 そこで、この「消防女子奮闘記」では、3名の女性消防士を通して「災害が起きていないときに消防士は何をしているのか」、「消防にはどのような仕事があるのか」などを、毎月テーマごとに全12回の連載でご紹介していきます。

消防吏員・・・消防職員のうち階級を有する者

第1回【機関員】

点検の様子

 第1回は、入庁5年目・二宮生まれ二宮育ちの金子が紹介させていただきます。

 今回のテーマは「機関員」という仕事についてです。
 消防の世界では、消防車や救急車を運転する運転手を「機関員」と呼びます。機関員は、車両の運転をするだけでなく、車両についているポンプやクレーンの装置を操作したり、その装置がきちんと使えるかを点検したりと(写真左)、消防車両に関するさまざまな知識と技術が必要とされます。

 私は、この4月から「機関員心得」になりました。「心得」をわかりやすく言うと「見習い」です。
 日々、隊長や先輩方にご指導いただきながら、走行訓練や揚水訓練、火災防ぎょ訓練などを実施したりと、覚えることはたくさんありますが、とても充実した日々を送っています。

点検の様子2

 機関員の一日は、前日に勤務していた隊からの引継ぎを受けた後、朝の車両資機材点検から始まります。
 今日一日、この町に何もないことを願いながらも、出動要請があった際には素早く出動して的確な任務遂行ができるよう、消防車両に異常がないかを点検するとともに、例えば、火災が発生した場合でも、確実に放水することができるよう資機材の点検や準備、また、自分が使いやすいように資機材を整えたりします。
 火災防ぎょ訓練については、さまざまな想定のもとで訓練を行っています(写真右)。
 そのような訓練を通して感じていることは、消防隊員がどんなに早くホースを延長して放水の準備態勢がとれたとしても、機関員の放水準備が遅ければ意味がありません。
 そのため、どのようにすれば「速く、的確に」放水準備ができるのか。また、指揮者から、火点の状況により放水量や放水圧力をコントロールする指示がその都度ありますが、それに対しても「速く、的確に」対応できるよう、考えながら訓練を行っています。

 「機関員」の仕事は、車両の運転や操作をする重要な役目であると同時に、操作を一つ間違うと、重大な事故につながるおそれがある職務です。
 私の機関員の道はまだ始まったばかりですが、早く「心得」から一人前の機関員となれるよう、日々、訓練に励んでいきたいと思います。

 次回は、「消防署の一日」について紹介します。

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