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あしあと

    火災予防特別警報のお知らせ(建物火災が急増しています!!)

    • [更新日:2023年2月27日]
    • ID:1576

    消防本部からの大事なお知らせです

    室内が燃えている火事の写真

    (注釈:上記画像は住宅火災再現実験の様子です)

    令和3年5月時点において、昨年と比べて二宮町内における住宅火災発生件数の増加が認められます。
    新しい生活様式の普及に伴う「おうち時間」の増加により、二宮町内においても住宅火災発生危険が増してくることが予想されることから、今一度、住宅火災の防止に最も効果的といわれる住宅用火災警報器の有効性について知っていただくため、以下のとおり傾向と対策をまとめました。
    間近に控えた梅雨期の気象災害とともに、火災予防に十分ご注意していただき、安全安心な町づくりにご協力くださいますよう謹んでお願い申し上げます。

    令和2年1月以降、建物火災発生件数が急増しています

    令和2年中における二宮町内で発生した火災件数は12件であり、その内、建物火災は8件でした。

    平成26年から令和元年末までの間、二宮町内における建物火災の年間平均発生件数が3.2件であったことを考慮すると、近年、建物火災の発生件数が大きく増加している傾向(約+5件)がみられます。

    新しい生活様式の定着に伴う住宅火災の増加が予想されます

    新型コロナウイルスの世界的な蔓延に伴う新しい生活様式が根付きつつある昨今、いわゆる「おうち時間」の増加に伴い、必然的に住居内で火を取り扱う機会が増えることから、「住居内において発生する火災」の増加が予想されます。
    さらに、本格的な夏が目前に迫り、扇風機やエアコンといった火災の原因となる可能性がある電化製品の使用頻度も増えてまいります。

    住宅用火災警報器の設置が火災予防に一番効果的

    火災が起きる要因は多種多様であるところ、早期に原因を発見することができれば、悲惨な住宅火災に至る前に、火災の原因となる「小さな火種」を消すことができます。

    どのような火災であっても、初期現象として必ず小さな火種から「煙や熱」が発生します。
    そのような煙や熱を感知して、警報音で異常な状態(煙の充満など)を周りに知らせる住宅用火災警報器の設置が火災予防に絶大な効果を発揮することは広く知られているところです。
    平成16年に消防法が改正されたことを皮切りに、現在では新築住宅・既存住宅を問わず、全ての住宅に住宅用火災警報器の設置が義務化されましたが、いまだに未設置であるお宅も散見されます。
    住宅用火災警報器はあなたや大事な家族の命を守ります。未設置の場合は速やかに設置してください。

    住宅用火災警報器の奏功事例

    住宅用火災警報器が設置されていたおかげで、火災予防に功を奏した事例(いわゆる奏功事例)が二宮町はもとより全国各地で多数報告されています。

    • 留守中に発生した鍋の空焚きを隣家の方が警報音で気が付き消防署に通報し大事に至らなかった事例
    • 在宅中であったものの誰もいない部屋で発生しそうになった火災を警報音で気が付き初期消火に成功した事例

    など、多数の奏功事例により住宅用火災警報器の有効性が証明されています。

    『住宅用火災警報器』の詳細については以下のリンクをご覧ください。

    町ホームページ消防課のページにアクセスします。

    既に住宅用火災警報器を設置済みの場合は点検をお願いします

    既にご自宅に住宅用火災警報器を設置されている方へのお願いです。

    平成23年から既存住宅にも住宅用火災警報器の設置が義務付けられており、本年は既存住宅への設置義務化から10年が経過する年となります。

    製造社によると、住宅用火災警報器の部品や内蔵電池の寿命は概ね10年であるとされておりますので、この節目の年に、是非とも住宅用火災警報器の点検を実施してください。
    点検の方法は、「警報器本体から伸びている紐を引く」、「警報器本体の表面に見えるボタンを押す」などがあります。以下のイラストのとおり簡単に点検することができます。

    (注釈:イラストの警報音は代表例です)

    (画像出典 一般社団法人 日本火災報知機工業会)

    住宅用火災警報器の点検方法のイラスト

    総務省消防庁が住宅用火災警報器に関する啓発動画を作成・公開しています。興味がありましたら「防火対策の推進等」のページから是非ともご視聴ください。

    (注釈:総務省消防庁のホームページにアクセスします。動画を再生する際はデータ通信量にご留意ください。)

    結びに・今後ますます住宅防火の徹底が大事になります

    今日に至るまで、二宮町消防本部では住宅用火災警報器の設置促進について皆さまへの呼びかけを行ってまいりました。

    しかしながら、コロナ禍という類を見ない国難に直面し、二宮町のみならず日本中・世界中の方々が否応なしに急激な生活様式の変化を強いられていることから、従来の認識を超えた住宅防火の徹底が叫ばれております。

    あらためて町民の皆さまにおかれましては、住宅用火災警報器の重要性についてご理解していただければ幸いです。

    火災予防特別警報とは?

    本記事における「火災予防特別警報」という用語は、気象業務法や消防法などで規定されている情報名称ではありません。

    町民の皆さまに、二宮町内の火災発生件数が増加傾向であるということと住宅用火災警報器の重要性を知っていただくとともに、消防職員一同が、これ以上火災発生件数を増やさないという願いを込めて、二宮町消防本部が独自に「火災予防特別警報」という名称を使用したものです。

    ご承知とご理解くださいますようお願い申し上げます。