ページの先頭です

共通メニューなどをスキップして本文へ

あしあと

    (仮称)富士見が丘公会堂(2丁目地域集会施設)整備工事の概要

    • [更新日:2023年7月25日]
    • ID:658

    整備に対する町の考え方

    1.(仮称)富士見が丘公会堂(2丁目地域集会施設)整備の背景について

    二宮町では、現在、1地区1施設を原則として、地域集会施設(自治会活動の拠点、災害時における一時避難場所)の耐震性確保と統廃合を進めています。

    「(仮称)富士見が丘公会堂(2丁目地域集会施設)」の建設も、この取組みの一環として進めており、位置付けは「富士見が丘2丁目地区の地域集会施設」になります。

    現在、富士見が丘2丁目地区の地域集会施設としては、「富士見が丘老人憩の家」がありますが、令和2年度に行った耐震診断の結果、震度6強から7程度の地震で倒壊または崩壊する危険性があることが判明しました。

    二宮町では、直ちに利用を停止するとともに、富士見が丘2丁目地区の方々には、富士見が丘児童館(1丁目地域集会施設)、富士見が丘防災コミュニティーセンター(3丁目地域集会施設)などでの自治会活動をお願いしており、大変ご不便をおかけしているところです。

    富士見が丘老人憩の家の利用停止と併せて、今後の施設整備について、富士見が丘2丁目地域の方々との協議を続けてまいりましたが、協議が整ったことから、議会に対し、予算を提案したところ、承認されましたので、現在、事業を進めているところです。

    2.候補地の選定について

    候補地の選定に当たっては、

    1. 現在の位置で建替え
    2. 町有地に建設
    3. 新たに土地を取得して建設

    の3つについて検討し、富士見が丘田代公園に決定しました。

    1.現在の位置で建替え

    現在、「富士見が丘老人憩の家」が建設されている土地は借地であること、間口(入口)が狭く車が入ることが難しいこと、背後に山があることなどから、現在の位置での建替えは適当ではないと判断しました。

    2.町有地に建設

    富士見が丘2丁目にある町有地として、次の2か所を検討しました。

    1. 富士見が丘2丁目第1遊園地前面道路が(車で)通り抜け困難であること、道路面と公園地盤面に高低差があり、バリアフリー化に難があること、JR東海道線に近接していることから、選定しませんでした。
    2. 富士見が丘田代公園これまで、富士見が丘2丁目地区の盆踊りやゲートボール場、「富士見が丘老人憩の家」から資機材を運び、自主防災訓練の場所としても活用されている場所でした。
      また、高低差がある富士見が丘2丁目地区のほぼ中腹に位置しており、地域の方々が集いやすい場所として、地域からのご要望が強い場所でした。

    3.新たに土地を取得して建設

    富士見が丘2丁目地区内で、地域集会施設(床面積約200平方メートル)を建設することが可能な土地は限られていること、他に建設可能な町有地があるにも関わらず新たに土地を取得することにご理解を得ることは難しいこと、町有地の造成費用と土地取得費用を比較しても大きな差はないことなどから、選定しませんでした。

    3.土地造成工事について

    近隣の住環境にできるだけ影響を与えないよう、「(仮称)富士見が丘公会堂(2丁目地域集会施設)」は平屋建てとする計画です。その上で、現在の利用形態である、盆踊り、ゲートボール、自主防災訓練などを行うための面積を確保する必要があります。

    今回の土地造成は切土(地盤を削ること)を行い、これに伴って発生した土砂を外部に搬出しますので、結果として、土量(土の重さ)が減り、土砂災害に対する備えが増し、安全性は高まるものと考えています。

    また、道路面と平坦になることで、駐車場を確保することができるなど、バリアフリー化に寄与するほか、道路面から見た建物の高さが抑えられることにもなります。

    一方で、妙見側から田代公園を見ると、現在は木が大きく育ちすぎていることが分かります。田代公園は「都市公園」として造成された後、約50年間、大規模な樹木管理を行っていないため、今回の土地造成に併せ、大きく育ちすぎてしまった樹木を伐採(整理)し、必要に応じた補植を行います。

    これらの造成工事により、特に田代公園西側、北側にお住いの方々の安全性が向上すると考えています。

    造成工事の詳細は下記添付ファイルもご確認ください。

    添付ファイル

    富士見が丘側からの写真

    田代公園(富士見が丘側からの様子)
    道路面と高低差があり、樹木も敷地外に出てしまっている状況です。

    妙見側からの写真

    田代公園(妙見側からの様子)
    樹木が大きく育ちすぎてしまい、樹高も高く過密な状況です。

    4.整備事業費について

    今回の事業費(予算)は、敷地造成工事4,000万円、建設工事5,940万円です。なお、「(仮称)富士見が丘公会堂(2丁目地域集会施設)」は公共施設として、国の公共建築基準に則って建設する必要があります(例:みんなのトイレの設置など)ので、一般住宅と仕様や積算基準が異なっており、現在進めている他の地区の地域集会施設と同様の積算基準で積算しています。

    5.説明会について(工事内容変更前)

    今回の事業の実施に伴い、去る5月26日と28日に、近隣地区に回覧をさせていただいた上で、現地説明会を開催しました。

    説明会の内容と、いただいたご意見に対する町の考え方については、次の(2)現地説明会のとおりです。

    (注釈)記載の内容は変更前の工事内容です。変更後の工事内容については、【変更後】「富士見が丘老人憩の家」の建替えにともなう田代公園の造成工事をご覧ください

    現地説明会

    1.現地説明会の開催

    町が予定する整備工事内容について、近隣の富士見が丘1丁目、富士見が丘2丁目、妙見(一部)地区にお住いの方を対象に、2日間にかけて現地説明会を開催しました。

    現地説明会1

    令和4年5月26日(木曜日)
    【1回目】10時開始
    【2回目】11時開始

    現地説明会2

    令和4年5月28日(土曜日)
    【3回目】13時開始
    【4回目】14時開始
    (注釈)内容はすべての回で共通です。

    2.ご意見と町の考え方

    整備工事の概要(予定)

    1.これまでの経緯

    • 昭和56年1月に建設された「富士見が丘老人憩の家」は令和2年度の耐震診断で「倒壊または崩壊する危険性がある」ことが明らかとなりました。
    • 現在は利用を停止し、これまで老人憩の家を利用していた富士見が丘2丁目の皆さまには、周辺地区の富士見が丘児童館(1丁目)、富士見が丘防災コミュニティーセンター(3丁目)などで地域活動を継続していただいています。
    • 現地での建替えは立地条件により難しいため、富士見が丘2丁目地区内にある「富士見が丘田代公園」へ移転することとしています。

    2.主な整備内容

    • 周囲の環境に配慮しながら、樹木全体を整理します。
    • 造成により、敷地南側の地盤面を道路と同じ高さまで下げます。
    • 防災行政無線を移設します。
    • ゲートボールや盆踊りなどを開催できる広場を設置します。
    • 駐輪場と駐車場を設置します。
    • 現在の老人憩の家と同規模(同等の床面積)の集会施設を建設します。

    (注釈)建物の詳細は今後、地区と協議を重ねて検討します。

    3.完成イメージ図

    現在の想定イメージ図です。今後の詳細調査や、受注事業者・地域との協議により内容を見直します。

    イメージ図1

    田代公園南側からの完成イメージ

    イメージ図2

    田代公園東側からの完成イメージ