二宮果樹公園の由来
- [更新日:2022年12月2日]
- ID:1344
この地は、神奈川県園芸試験場が神奈川の園芸発展のために、明治41年以来87年の長きにわたり試験研究を行ってきたところです。果樹、蔬菜、花卉など多数の新品種や新技術が生み出されました。閉場に当たり、果樹の試験研究圃場の一部が二宮町に移管され、果樹公園とされたものです。
明治
- 41年4月
神奈川県農事試験場園芸部として設置。果樹研究に着手
大正
- 2年
みかん貯蔵試験を開始 - 3年
日本梨の品種改良に着手 - 6年
桃の品種改良に着手 - 12年9月
関東大震災大部分の施設が倒壊
昭和
- 2年
日本梨「菊水」「新高」「二宮白梨」など育成
キュウリ「相模半白節成」、玉ネギ「二宮丸」など育成 - 8年
桃「白鳳」育成 - 18年6月
戦時体制により農林省蔬菜種苗育成地として貸与
園芸部は農事試験場本場(大船)に移る - 23年7月
園芸部完全復活11月に復活記念式挙行 - 28年12月
農業試験場園芸分場となる
ストック「アーリェスト・ホワイト」育成 - 36年12月
新館落成神奈川県園芸試験場として独立生
食用玉ネギ「湘南レッド」、ネギ「湘南」育成 - 39年3月
昭和天皇・皇后陛下ご来場 - 47年
梨「菊水」、「新高」など八品種、桃「白鳳」の原木を神奈川県天然記念物に指定(現存) - 51年
梨「長寿」を育成 - 52年4月
キウイフルーツの研究開始
二宮駅に「季節の窓」展示開始 - 52年10月
創立70周年記念行事開催 - 57年
スイカ「ラクビーボール」育成 - 61年
ハナモモ「照手桃」など育成 - 62年
バラ「湘南ファンタジー」育成
平成
- 2年4月
第1回「園芸試験場まつり」を開催
新香味茶(機能性茶)の開発研究を開始 - 5年
バラ「ラブミーテンダー」育成 - 6年
梨「あけみず」を育成 - 6年11月
記念誌「神奈川の園芸とともに87年」を発行
園芸試験場旅立ちフェスティバルを開催 - 7年3月
園芸試験場閉場。果樹園の一部を二宮町に移管 - 7年4月
神奈川県農業総合研究所(平塚市上吉沢)に移る - 13年6月
園芸試験場跡地記念碑を建立 - 14年4月
二宮果樹公園が誕生して現在に至る
(神奈川県園芸試験場桃李会資料提供)
園芸試験場時代の風景
園芸試験場本館
試験用温室群
本館より役場方面を望む
雪化粧した園芸試験場
お問い合わせ
二宮町都市部都市整備課公園緑地班
住所: 〒259-0196
神奈川県中郡二宮町二宮961
電話: 0463-71-5956
ファクス: 0463-73-0134