ガラスのうさぎ
- [更新日:2024年4月16日]
- ID:868
「ガラスのうさぎ」の由来
太平洋戦争終結直前の昭和20年8月5日、ここJR二宮駅(当時国鉄)周辺にはP51の機銃掃射を受け、幾人かの尊い生命がその犠牲となりました。
この時、目の前で父を失った12歳の少女が、その悲しみを乗り越え、けなげに生き抜く姿を描いた戦争体験記「ガラスのうさぎ」(高木敏子さん著)は国民の心に深い感動を呼び起こし、戦争の悲惨さを強く印象づけました。
この像は、私たち二宮町民が平和の尊さを後世に伝えるために、また少女を優しく励ました人たちの友情をたたえるために、多くの方々のご協力をいただき建てたものです。
少女が胸に抱えているのは、父の形見となったガラスのうさぎです。
「ガラスのうさぎ」像記念碑文より
二度と戦争があってはならないと、永遠の平和を願う人々の浄財によって昭和56年(1981年)、二宮駅南口に、この像は建てられました。
ガラスのうさぎ像平和と友情のつどい
「ガラスのうさぎ」像は、町の平和と友情のシンボルであり、平和への関心を高め、二度と戦争を繰り返してはならないという願いが込められています。この思いを後世に伝えることを願い、平和と友情のつどいを毎年8月5日に開催しています。
令和5年度開催の様子
(注釈)ここ数年は、新型コロナウイルス感染症の影響で、規模を縮小して実施しておりましたが、令和5年度は4年ぶりに式典や合唱、アニメーション映画の上映などを行いました。
また、展示ギャラリーでは、にのみや平和を伝える会、二宮町遺族会、戦時下の二宮を記録する会による「戦争と平和に関する展示」もあわせて行いました。
来賓等によるあいさつ
二宮町立小学校6年生児童のみなさんと会場のみなさんによる「ガラスのうさぎ」全体合唱
戦争と平和に関する展示(展示ギャラリー)
ガラスのうさぎ像を千羽鶴で飾りましょう
平和への願いを込めて、毎年8月1日から8月15日まで「ガラスのうさぎ」像に千羽鶴を飾っています。
(注釈)千羽鶴は、毎年7月頃に持ち込みの受付をしています。
地図情報
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二宮町総務部総務課庶務人事班
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神奈川県中郡二宮町二宮961
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