ガラスのうさぎ
- [更新日:2025年8月13日]
- ID:868

「ガラスのうさぎ」の由来
太平洋戦争終結直前の昭和20年8月5日、ここJR二宮駅(当時国鉄)周辺にはP51の機銃掃射を受け、幾人かの尊い生命がその犠牲となりました。
この時、目の前で父を失った12歳の少女が、その悲しみを乗り越え、けなげに生き抜く姿を描いた戦争体験記「ガラスのうさぎ」(高木敏子さん著)は国民の心に深い感動を呼び起こし、戦争の悲惨さを強く印象づけました。
この像は、私たち二宮町民が平和の尊さを後世に伝えるために、また少女を優しく励ました人たちの友情をたたえるために、多くの方々のご協力をいただき建てたものです。
少女が胸に抱えているのは、父の形見となったガラスのうさぎです。
「ガラスのうさぎ」像記念碑文より
二度と戦争があってはならないと、永遠の平和を願う人々の浄財によって昭和56年(1981年)、二宮駅南口に、この像は建てられました。

ガラスのうさぎ像平和と友情のつどい
「ガラスのうさぎ」像は、町の平和と友情のシンボルであり、平和への関心を高め、二度と戦争を繰り返してはならないという願いが込められています。この思いを後世に伝えることを願い、平和と友情のつどいを毎年8月5日に開催しています。

令和7年度開催の様子
令和7年度は、二宮中学校生徒による碑文の朗読、二宮高等学校生徒による碑文英訳文の朗読のほか、二宮町遺族会による戦争に関するお話(二宮町の戦中・戦後当時の様子)と題して、戦争体験談「戦争の記憶」と紙芝居「荷物と同じ重さの人生を生き抜いて」を披露していただきました。
戦後80周年・町制施行90周年にあたる令和7年度は「ガラスのうさぎ」著者 高木 敏子先生より寄せられたメッセージ文の朗読も行いました。
また、展示ギャラリーでは、にのみや平和を伝える会、二宮町遺族会による「戦争と平和に関する展示」もあわせて行いました。
二宮中学生徒による碑文朗読
二宮高等学校生徒による碑文英訳文の朗読
戦争体験談「戦争の記憶」
紙芝居「荷物と同じ重さの人生を生き抜いて」
「ガラスのうさぎ」著者 高木 敏子先生から寄せられたメッセージ文の朗読
戦争と平和に関する展示(展示ギャラリー)
当日朗読された高木敏子先生から寄せられたメッセージ文はこちらからご覧いただけます。

ガラスのうさぎ像を千羽鶴で飾りましょう
平和への願いを込めて、毎年8月1日から8月15日まで「ガラスのうさぎ」像に千羽鶴を飾っています。
(注釈)千羽鶴は、毎年7月頃に持ち込みの受付をしています。

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二宮町総務部総務課庶務人事班
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神奈川県中郡二宮町二宮961
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ファクス: 0463-73-0134