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あしあと

    オリーブの先進地小豆島の様子について

    • [更新日:2022年11月24日]
    • ID:1119

    オリーブ事業の視察

    平成24年、二宮町のオリーブ事業立ち上げの際に町長や議会議員により、オリーブ栽培先進地である香川県の小豆島への視察が行われました。

    平成26年5月19日に二宮町農業委員会も小豆島へ視察に行ってきましたので紹介します。

    二宮町農業委員会視察レポート

    羽田空港から岡山へ

    岡山からフェリーで小豆島へ渡ると、土庄港で早速、オリーブの木々が迎えてくれます。

    一路、町のオリーブ栽培においても指導を仰いでいる、東洋オリーブ株式会社へ向かいました。

    道の途中、道路を眺めていると商店の店先はもちろん、個人宅や官公庁、街路樹にいたるまで、あちこちにオリーブがあることに気づきます。

    特に幹線道路沿いは開墾が進み、大規模な造成とともに、整然とオリーブが植えられていました。

    土庄港
    幹線道路沿いのオリーブ園

    農場・工場などの見学

    東洋オリーブ

    東洋オリーブ前


    東洋オリーブ圃場(工場となり)
    東洋オリーブ圃場(山間部)
    売店のようす

    会社の沿革とともに、近年の取り組み状況や行政との関わりについて解説していただき、隣の農場と工場の搾油施設などを見学しました。

    工場は、大型の設備が充実しており、粉砕機や搾油機、濾過機などが整っています。

    丁寧な説明の中に、食品工場としての衛生管理や品質への配慮がひしひしと感じられます。

    次に近くの山にある、大規模な農場を見学しました。

    高台へ続く道の周辺を段々畑に造成し、たくさんのオリーブが植えられています。

    小豆島からはさまざまな、栽培ノウハウを指導していただいていますが、お話を聞いて感じるのは、日々試行錯誤しながら丁寧に、積み上げてきた結果なのだということです。

    その後、東洋オリーブの売店に立ち寄りました。さまざまなオイルや新漬け、化粧品等が並び、木を基調としながらモダンなディスプレイで、ブランドイメージ作りが徹底されています。

    一般財団法人小豆島オリーブ公園

    小豆島のオリーブの歴史年表や昔の搾油機、作業風景のパネル等が展示されていて、国内におけるオリーブ栽培の始まりから現在にいたるまでの流れが分かり易く展示されています。

    大型の売店が併設されていて、オイルや新漬けお菓子やお土産、オリーブ関連の書籍、写真集まで充実しています。他にオリーブの苗木も販売されており、国内の主要品種、ミッション、ルッカ、ネバデイロブランコが中心に並び、きれいに剪定されて売られています。

    ひと通り説明をいただいた後、4坪程の南欧風な小屋いっぱいに収まる小型の搾油機を見せてもらいました。

    ここは、農家の方はもとより、一般の方が家庭で栽培したオリーブの実も有償で搾油を受入れ、ビン詰めまでを行っているとのことでした。公園のスタッフにも家庭でオリーブを栽培している方が大勢いて、毎年オイルづくりを楽しみにしながら働いているそうです。

    別途、20坪程度の広さの施設にある、大型の搾油機も見せてもらいました。

    こちらは、公園で獲れたオリーブを中心に稼働していて小型のものより新しく、材料投入から、粉砕、搾油、遠心分離まで自動化が進んでいます。他にも、ろ過施設や分析室がありました。

    オリーブ公園
    オリーブの苗木
    オリーブ農家
    搾油機視察
    視察のようす