湘南にのみやの概要
- [更新日:2022年10月28日]
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湘南にのみやの位置
神奈川県の南西部に位置する二宮町は、総面積約9平方キロメートル(南北3.8キロメートル、東西3.3キロメートル)の町です。東は大磯町、北は丹沢連峰を背に中井町、西は中村川(押切川)をはさんで小田原市、南は相模湾を臨みます。
町の東西にはJR東海道線、JR東海道新幹線、国道一号線、小田原厚木道路、西湘バイパスなどの主要幹線が横切り、南北には秦野市へつながる県道秦野二宮線が通っています。


湘南にのみやの恵み
二宮町は豊かな自然と一年を通じて寒暖の差が比較的少ない気候に恵まれています。
二宮の海岸を袖が浦(そでがうら)海岸といいます。袖が浦海岸命名の由来は、日本武尊(やまとたけるのみこと)東征の折、海に身を投げて海神の怒りを鎮めた弟橘姫(おとたちばなひめ)の着物の袖が流れ着いたとの伝説に基づいています。
二宮の海は松林と瀬の海に恵まれた有数の漁場です。二宮周辺の相模湾の海底は、海岸線より少し沖へ出ると一気に320メートル以上の深さに達する地形になっています。ところが二宮の海底は、海岸線から5キロメートルほど沖に出ると50から100メートルくらいの深さの広い平坦な大陸棚があります。その海底のことを瀬の海といいます。瀬の海は豊かな海の幸をもたらしてくれる私たちの貴重な財産です。
瀬の海は暖かい太陽の光を受けて、プランクトンが多く発生します。そのため、えさを求める鯛やひらめなどの高級魚や、ブリやマグロなどの大型魚が集まってきました。昔、魚群探知機もない時代には「海の魚は山で釣れ」ということわざがあり、海を背にして東・西・北の山に囲まれたどの位置にどんな魚がいるのか昔の漁師は知っていました。その記憶をもとに漁が行われたということです。
二宮のほぼ中心に位置するのは吾妻山(あづまやま)です。標高136.2メートルの山頂には地域の人々から厚い信仰を受けてきた吾妻神社があり、相模湾、箱根の山々、霊峰富士、丹沢の山々、大山、三浦半島から伊豆半島までを一望できます。吾妻山は公園として整備され、人々の憩いの場にもなっています。コスモスや菜の花、新緑や紅葉など四季折々の表情で訪れる人々を魅了しています。



住みよいまち、湘南にのみや
近年、二宮町は東京に60分あまりとアクセスの比較的良いベットタウンとなりました。町内のほぼ中央には吾妻山公園があり、その他多くのスポーツ施設、文化施設が整備されています。平成12年には生涯学習センター(ラディアン)がオープンし、海と山とやさしさのある住みよいまち、湘南にのみやは、ますます元気になりました。



町民憲章
わたくしたちは、美しい自然に恵まれた「長寿の里」二宮の町民であることに誇りと責任をもって、より明るく豊かな町づくりのために町民憲章を定めます。
- 郷土を愛し、自然をいかすきれいな二宮町をつくりましょう。
- ふれあいを深め、ことばをかけあうさわやかな二宮町をつくりましょう。
- きまりを守り、良習をはぐくむ住みよい二宮町をつくりましょう。
- 幸せを願い、健やかな明るい二宮町をつくりましょう。
- 教養を高め、文化のかおる豊かな二宮町をつくりましょう。
(昭和53年7月制定)

町章・町の木・町の花・町の鳥

町章

二宮町の二宮を図案化したもので、飛躍する願いと町民のなごやかな思いを翼と円の形で象徴しています。(昭和33年4月制定)

町の木 つばき

古くから武士や高貴な身分の人々にめでられ、品種も多くさし木などで簡単に増やせます。町の中にも多く、親しみの深い木です。(昭和48年8月制定)

町の花 かんな

明治時代の末に渡来した花で、生命力が強く、赤や黄と色も鮮やかです。ほかの花の少なくなった頃に咲き出して、町の中を明るくします。(昭和48年8月制定)

町の鳥 ヤマガラ

二宮町では主として冬期に吾妻山などの樹林帯で見られます。町としてこれから目指すべき里山の自然環境を象徴する鳥です。(平成23年1月制定)
お問い合わせ
二宮町教育委員会教育部生涯学習課生涯学習班
住所: 〒259-0123
神奈川県中郡二宮町二宮1240-10
電話: 0463-72-6912
ファクス: 0463-72-6914