高齢者の虐待防止について
- [更新日:2024年6月10日]
- ID:215
すべての人が尊厳を持って暮らせる地域をつくるために
平成18年4月「高齢者虐待防止法」が施行され、虐待を受けている高齢者を発見した者は、市町村への通報が義務づけられました。虐待を受けている高齢者本人も相談(届出)ができます。
ご自身の働く施設などで虐待や不適切な介護を見つけた場合も通報義務が生じます。
高齢者の虐待は、さまざまな要因が複雑に絡み合って発生することや、高齢者本人の生命や身体に危険が及ぶことがあることから、早い時期に第3者が介入するなどして、虐待の悪循環を止めることが大切です。また、介護されている方を支援することも目的となっています。
虐待に気づいたら、高齢介護課や地域包括支援センター「なのはな」へご相談ください。
(注釈)通報者、相談者の守秘義務は守られます(高齢者虐待防止法第8条)。相談は匿名でも構いません。
高齢者虐待とは?
65歳以上の人に対して、暴力や暴言をはじめ、本人の権利を無視し、尊厳を冒す行為を行うことです。
高齢者虐待とはどのようなこと?
身体的虐待(暴力行為などで、体にあざや痛みを与えたり、外出できないようにするなど)
例:たたく、つねる、殴る、蹴る、ベッドにしばる、外出できないよう閉じ込めるなど。
心理的虐待(高圧的な言葉や態度、無視や嫌がらせをするなど)
例:排泄などの失敗に対して恥をかかせる、子ども扱いをする、侮辱するなど。
ネグレクト(介護やお世話を放任するなど)
例:低栄養や脱水になるまで、食事や水分を与えない。劣悪な環境の中に放置するなど。
経済的虐待(財産や金銭を無断で使用する、本人の望む金銭の使用を理由なく制限するなど)
例:必要な金銭を渡さない、使わせない。本人の年金、預貯金などを本人の意思、利益に反して使用するなど。
性的虐待(本人の合意もなく性的な行為を行ったり、強要するなど)
例:懲罰的に下半身を裸にして放置するなど。
高齢者虐待の対応
家族などの養護者の場合
相談、通報について、まずは地域包括支援センター「なのはな」や高齢介護課高齢福祉班へご連絡ください。なお緊急性が高い場合には、あわせて警察署へもご相談ください。
調査、事実確認をした後、高齢者の保護や養護者への支援等を行います。
- 地域包括支援センターなのはな
電話:0463-71-7085
メール:nisyakyo-houkatsu@swan.ocn.ne.jp
- 高齢介護課高齢福祉班
電話:0463-75-9542
メール:houkatsu@town.ninomiya.kanagawa.jp
施設などの従事者の場合
相談、通報について、まずは地域包括支援センター「なのはな」や高齢介護課介護保険班へご連絡ください。
調査、事実確認をした後、高齢者の保護や事業所への指導を行います。
- 高齢介護課介護保険班
電話:0463-71-5348
メール:kaigo@town.ninomiya.kanagawa.jp
高齢者虐待防止のために
高齢者虐待は、特別な環境のみに起きるのではなく、認知症の問題や介護疲れなど、あらゆる事由により起こりうる身近な問題です。
介護は孤立もしやすく、一人ですべてを担うことは大変なことです。ぜひ些細なことでも身近な人や専門家、町に相談してください。
また地域の人には、介護されている人、介護している人を温かく見守り、日頃から声をかけるなど地域から孤立しないようにしていただければと思います。
見守りチェックシート(地域での見守りのポイント)
地域の高齢者の方でいつもと様子が違うなと思われたら、下記の見守りチェックシートに記載のある項目を参考にご確認いただき、地域包括支援センター「なのはな」や高齢介護課までお知らせください。
あなたは大丈夫?
自宅などで介護をされている人向け
高齢者虐待の特徴のひとつに「虐待をしていることに自覚がない」ことがあります。下記のチェックシートを参考に、1つでもチェックがついたら、担当のケアマネジャーや地域包括支援センター「なのはな」、町に相談をしてみてください。
施設などで働く人向け
気づかないうちに、不適切なケアや虐待になっていませんか?下記のチェックシートでご自身の行動を見直しましょう。
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お問い合わせ
二宮町健康福祉部高齢介護課高齢福祉班
住所: 〒259-0196
神奈川県中郡二宮町二宮961
電話: 0463-75-9542
ファクス: 0463-73-0134