セルフメディケーション・ポリファーマシー・リフィル処方箋について
- [更新日:2024年11月27日]
- ID:2693

セルフメディケーションとは
セルフメディケーションは、世界保健機関(WHO)より「自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てすること」と定義されています。
一人一人が適度な運動、体調管理や健康診断の受診などを意識し行うことが、生活習慣病予防・改善、健康寿命の延伸や医療費の適正化にもつながります。

セルフメディケーションの取り組み
・日頃からバランスの取れた食事、適度な運動、十分な睡眠や休息などを心掛ける。
・軽い体調不良や小さなけがは、薬局やドラッグストアで購入できる医薬品(OTC医薬品)を活用する。
・体調がすぐれない場合は、すみやかに医療機関を受診し、かかりつけ医や薬剤師に相談する。
(注釈)OTC医薬品とは、医師に処方してもらう「医療用医薬品」ではなく、薬局やドラッグストアなどで自分で選んで購入できる「要指導医薬品」と「一般用医薬品」のことを指します。

ポリファーマシーとは
多くの薬を服用することにより、薬の相互作用や飲み間違い・飲み忘れ等により正しく薬を飲めなくなることなどから引き起こされる有害事象のことをポリファーマシーといい、多くの病気による複数の医療機関や診療科の受診等により、処方薬全体の把握が困難になることから、処方される薬の種類が増えたり、同じ成分の処方が多くなることなどで生じます。
薬が6種類以上になると副作用や薬物有害事象が起こるリスクが高くなるといわれています。
ポリファーマシーを防ぐために、薬を処方する医師や薬剤師、医療機関と情報を共有することが重要です。受診の際は必ずお薬手帳を持ち、かかりつけ薬局を利用するなどして、服用する薬について積極的な情報共有をしましょう。

リフィル処方箋とは
リフィルとは補充、詰め替えという意味で、繰り返し使用できる処方箋という意味です。
再診なしで最大3回まで、調剤薬局で薬を受け取ることができ、これにより「薬を処方してもらうためだけの通院」を減らすことができます。
主に慢性疾患などで症状が安定している方が対象となりますが、医師が可能と判断した場合にのみリフィル処方箋を発行することができますので、まずはかかりつけ医にご相談ください。
お問い合わせ
二宮町福祉部福祉保険課国保年金班
住所: 〒259-0196
神奈川県中郡二宮町二宮961
電話: 0463-71-3190
ファクス: 0463-73-0134