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あしあと

    にのみや学園制服のあり方検討会

    • [更新日:2024年3月12日]
    • ID:2179

     現在二宮町内の中学校の制服は、男子は詰襟(学ラン)、女子はセーラー服を採用しており、生徒や保護者の皆様をはじめ地域の方々にも親しまれています。

     しかしながら、現行の制服については、多様化する価値観や特性への配慮、季節における体温調整の難しさや容易に洗濯ができない等の機能性や快適性についての課題もあり、全国や近隣の自治体でも、これらに対応できるブレザーなどの制服に変更する学校が増えています。

     そこで、にのみや学園の開校を機に、「にのみや学園制服のあり方検討会」を立ち上げ、今後の制服のあり方について現在検討を行っています。

     検討事項等については、引き続きホームページ等で掲載をしてまいります。

    検討会の会員について

    検討会は17名で構成されており、小中学校の管理職代表(3名)、教員の代表(3名)、保護者の代表等(11名)の方が会員となっています。

    にのみや学園「新しい制服」の検討状況(令和6年3月5日現在)

    1.にのみや学園の制服の意義

    (1) 制服の意義について

     制服を着用することで、仲間意識や連帯感などが生まれ、互いを尊重しようとする態度を養うことができました。そのため生徒が充実した学校生活を送るためのツールとなっております。また、先輩方から伝統と誇りを引き継ぎ、学校に対する愛校心を育み、学校の一員としての自覚を持ち、責任感を持った行動をとろうとする態度も養われてきました。小学生にとっては、中学生は憧れの存在でもあり、「いつか中学校の制服を着てみたい。」という中学校進学へのモチベーションにつながっております。これらの意義を踏まえて二宮町では、中学生が制服を着用することが浸透しています。


    (2) 現行の制服(詰襟、セーラー服)の課題について

     現行の制服は、男子は詰襟、女子はセーラー服となっており、さまざまな多様性に対応しやすい制服となっておりません。また生徒の中では「スカートだと寒いので、パンツ(ズボン)を履いて学校生活を過ごしたい。」という意見があり、機能面への課題も見られます。また、現行の制服は容易に手入れができなくなっており、快適性(洗濯しやすい)にも課題が見られます。


    (3) 今後のにのみや学園の制服の意義と機能面等について

     にのみや学園の制服のあり方としては、これまでの制服の意義を大切にしつつ、多様性、価値観を理解することで、にのみや学園の児童生徒一人ひとりの人権を尊重し、互いに認め合い、豊かな心を育んでいくことを大切にしていきたいと考えています。また、今後の制服のあり方として、機能面や快適性(洗濯しやすい)、購入費用面なども考慮した制服のあり方を検討していきたいと考えています。

    2.今後のにのみや学園の新しい制服について

    • 上衣については、にのみや学園が指定するブレザーを着用します。(デザインについては、今後検討します。)
    • 下衣については、にのみや学園が指定した色や形状などの条件を満たしたパンツ(ズボン)、スカート、キュロットを選択して着用します。ただし、「どれを購入すればよいか悩む。」「購入した後に、条件にそぐわないものであった場合不安である。」なども考えられます。そのため上衣を作成する制服メーカーが推奨する下衣(パンツ(ズボン)、スカート、キュロット)について、購入することも可能です(各家庭の判断)。
    新しい制服の組み合わせ例

                                                 イラストはイメージです。

    3. 制服の参考価格について

    (1)町内の中学校の現行の制服の価格について

    町内の中学校の現行の制服の価格例
       詰襟(上下)  セーラー服(上下) 
       33,000円程度     37,000円程度

    (注釈)価格については参考です。(購入店によって違いが生じます。)

    (2)新しい制服になった場合の価格について

    新しい制服になった場合の価格例
         ブレザー(上衣)のみ     
           23,000円程度 

    (注釈)県内でブレザーのみを制服として採用した学校の価格を参考としました。

        材料費・人件費などの高騰により、制服の価格については今後変動する可能性があります。

    4.他の市町の制服の状況について

    (1) 他の自治体の制服の移行期間(新制服と旧制服の混在期間)について

    制服の移行期間(新制服と旧制服の混在期間)
    市町A市B市C市D市
    移行期間5年3年5年3年

    (注釈)移行期間を5年間にしているところは、現行の制服をリサイクルで長く回せるように設定している。


    (2) 県内の制服の価格例について

    制服の価格例
    学校セット内容甲社乙社
    A中学校ブレザーとパンツ(ズボン)の2点セット31,500 円40,260 円
    A中学校ブレザーとスカートの2点セット33,800 円46,640 円
    B中学校ブレザーとパンツ(ズボン)の2点セット36,300 円41,470 円
    B中学校ブレザーとスカートの2点セット36,300 円40,150円
    C中学校ブレザーとパンツ(ズボン)の2点セット35,900 円45,540 円
    C中学校ブレザーとスカートの2点セット34,300 円46,750 円

    (注釈)税込み価格、ワイシャツ等の価格は含まない。

    • 制服業者から各店舗に卸す品物としては同じだが、販売店ごとにテナント料やサービスが含まれ価格に違いが出ます。
    • 材料費・人件費などの高騰により、制服の価格については今後変動する可能性があります。

    にのみや学園「制服のあり方」に係るアンケート調査の結果について (令和5年10月24日)

     令和5年6月21日から令和5年6月30日の期間で、(1)小学校5年生から中学校3年生の児童生徒、(2)小学校1年生から中学校3年生の児童生徒の保護者、(3)にのみや学園の教職員を対象に、にのみや学園「制服のあり方」に係るアンケートを実施し、1615人から回答をいただきましたので結果を報告します。               

     アンケート結果等を参考に、今後も協議・検討を続けて参ります。ご協力ありがとうございました。

    にのみや学園「制服のあり方」に係るアンケート

    A.現行の制服:
    詰襟(学ラン)・セーラー服の制服
    B.新しい標準指定服または
    C.標準仕様:新しい制服
    D.私服(制服を廃止)
    (1)小学校5年生から中学校3年生の児童生徒29%
    30%41%
    (2)小学校1年生から中学校3年生の児童生徒の保護者
    32%47%21%
    (3)にのみや学園の教職員17%64%13%
    全体30%39%31%