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あしあと

    春の樹木

    • [更新日:2022年10月28日]
    • ID:75

    モミジイチゴ(バラ科)

    モミジイチゴ (バラ科)

    落葉低木。
    林に入ると普通にみられる。棘のある茎は無毛で2メートルになる落葉低木。葉はもみじ状でやや広い楕円形。3月下旬頃から4月上旬に直径3センチほどの白い花を下向きにつける。果実は1から1.5センチほどで黄色に熟し美味しい。

    • 別名:キイチゴ
    • 撮影:2008年3月16日

    ヤブツバキ(ツバキ科)

    ヤブツバキ (ツバキ科)

    常緑高木。
    雑木林で見られる常緑で高木になる。葉は単葉で互生。皮質の葉の縁は細かい鋸歯があり両面無毛で皮質光沢がある。花は紅色で11月頃から咲き始め冬に楽しめる。花弁は5個で平開しない。雄しべは多数あり花糸は白色で下半分が合着し筒状で花弁が合着している。ヒヨドリやメジロが花粉を運ぶ。

    • 別名:ツバキ、ヤマツバキ
    • 撮影:2008年3月16日

    アオキ(ミズキ科)

    アオキ (ミズキ科)

    常緑低木。雌雄異株。
    樹林下に普通に生えている。高さ1から2メートルになる。葉は対生で長さ10センチほどの長楕円形、縁にはあらい鋸歯があり表面は光沢のある厚い皮質。3から5月に円錐花序を出し、紫褐色の小さな花を多数つける。雄花は雌花より先に咲く。果実は長さ1.5から2センチの楕円形で赤く熟す。

    • 撮影:2008年3月16日

    ヒサカキ(ツバキ科)

    ヒサカキ (ツバキ科)

    やや乾燥した雑木林の中などに生えている常緑樹。枝を分けてよく繁る。葉には短い柄があり皮質で互生し無毛。葉腋から2から3の白く小さい花を束生する。雄花、雌花、両性花があり雌雄異株。花にはプロパンガスのような臭いがある。

    • 撮影:2010年3月18日

    マメナシ(バラ科)

    マメナシ (バラ科)

    長野県、愛知県、三重県にまれに自生している落葉高木。二宮では果樹公園内に旧園芸試験場時代に植栽された木が残されている。葉は長さ4から9センチ、幅3から6センチで縁に細かい鈍鋸歯がある。花は白色で径2.5センチほどと小さい。果実は球形で径1センチ、黄褐色で円形の小さい皮目がある。

    • 撮影:2010年3月23日

    アカシデ(カバノキ科)

    アカシデ (カバノキ科)

    山地に生える雌雄同株の落葉高木で、幹は直立し樹皮は平滑。葉は柄があり互生し新芽は紅色。雄花は花穂が垂れ下がり、雌花穂は柄があり上向きである。果穂は長い柄で垂れ下がる。二宮では稀な樹木のひとつ。

    • 別名:シデノキ、コシデ、ソロノキ
    • 撮影:2010年3月23日

    コクサギ(ミカン科)

    コクサギ (ミカン科)

    樹林下に生えている高さ1.5から2メートルの落葉低木。「小臭木」の名の通り、葉や枝に独特の臭気がある。雌雄異株で葉は短い柄があり2枚互生。2枚互生を代表しコクサギ葉序といわれる。葉腋に黄緑色の小花をつける。さく果は4つに裂ける。

    • 撮影:2010年3月29日

    オオバヤシャブシ(カバノキ科)

    オオバヤシャブシ (カバノキ科)

    太平洋側の海岸近くに生えている、高さ5から10メートルになる落葉小高木。枝は太く灰褐色から黄褐色で無毛、円形の皮目を散生する。葉は長さ6から12センチ、幅3から6センチの長楕円形で、裏面には腺点がある。葉芽と同時に花をつける。やせ地でも良く育つので砂防の緑化樹として植えられる。

    • 撮影:2010年3月29日

    エノキ(ニレ科)

    エノキ (ニレ科)

    高さ20メートルほどになる落葉高木。幹は灰色で小さな皮目が多い。一年枝には黄褐色の毛が密生しているが、2年枝からは無毛で枝分かれし樹冠は横に広がる。葉は互生し有柄で長さ4から9センチ、幅2.5から6センチの広楕円形。花は雌雄同株。4から5月頃、葉と同時期に花をつける。果実は9月頃赤褐色に熟す。

    • 撮影:2007年4月6日

    ヤマザクラ(バラ科)

    ヤマザクラ (バラ科)

    落葉高木。
    野生の桜ではなじみが深く日本の桜の代表で普通に見られる。新芽は赤、茶、緑色と変異が多く目立つ。樹高は25メートルほどになり枝を広げる。葉は10センチ前後の長楕円形で縁には鋭い鋸歯があり、葉の柄の上部に2個の腺点がある。3月下旬から4月上旬に淡紅白色の花は散房状に2から5個咲く。雄しべは35個前後。果実は紫黒色に熟す。

    • 撮影:2008年4月5日

    キブシ(キブシ科)

    キブシ (キブシ科)

    雑木林の中に生えている落葉低木。樹皮は暗褐色で丸い皮目が散在している。葉は葉柄があり長さ6から12センチ、幅3から6センチで互生。花は雌雄別株で3から4月、葉が出る前に開花する。長さ3から10センチの総状花序。果実は直径7から12ミリの楕円球形で10月頃に黄褐色に熟す。

    • 撮影:2007年4月6日

    アケビ(アケビ科)

    アケビ (アケビ科)

    林縁などでよく見られる落葉つる性の木。つるは右巻きで葉は互生。掌状複葉で小葉は5枚。葉柄は3から10センチ、小葉は長さ3から6センチ、幅1から2センチの長楕円状倒卵形である。花は雌雄同株で紫色。大きな花が雌花。液果は長さ5から10センチ、直径3から4センチの楕円形で、10月頃紫色に熟す。

    • 撮影:2008年4月17日

    アラカシ(ブナ科)

    アラカシ (ブナ科)

    高さ20メートルほどになる常緑高木。樹皮は暗灰色で皮目とくぼみがあり、割れ目はない。葉は互生で皮質。葉の上部には鋸歯がある。花は雌雄同株。4から5月に新枝下部から長さ5から10センチの花序が垂れ下がる。堅果は長さ1.5から2センチの卵球形、殼斗(ドングリが入っている台のような部分)は同心円状の環が6から7ある。

    • 撮影:2009年4月17日

    ウワミズザクラ(バラ科)

    ウワミズザクラ (バラ科)

    高さ15から20メートル、直径50から60センチほどになる落葉高木。樹皮は暗紫色で横に長い皮目がある。葉は有柄で互生し、卵状長楕円形。葉先は尾状にとがり蜜腺は葉身の基部につく。花は4月頃枝先に8から15センチの総状花序をだして白く小さい5弁花を多数つける。核果は直径8ミリほどで8月ごろ赤から黒色に熟す。果実酒にすると香りが良い。

    • 撮影:2009年4月17日

    サルトリイバラ(ユリ科)

    サルトリイバラ (ユリ科)

    林縁などで見かける落葉のつる性半低木。枝には鈎状の刺があり、托葉の変化した巻きひげとで他に絡みつく。葉は楕円形で円縁、光沢のある皮質。花は雌雄別株。4から5月、葉の展開と共に葉腋から散形花序に淡黄緑色の花を多数つける。液果は直径7から9ミリの球形で10月ごろ朱赤色に熟す。

    • 撮影:2009年4月17日

    カジイチゴ(バラ科)

    カジイチゴ (バラ科)

    海岸に近い場所に生える、高さ2から3メートルの落葉低木。茎や枝には刺はない。葉は長さ、幅ともに6から12センチの広卵形で掌状に5から7中裂し、葉柄は3から8センチ。花は白く4から5月に直径4センチほどで上向きに咲く。集合果は直径1センチほどの球形で5月ごろ淡黄色から橙黄色に熟す。食べると美味しい。

    • 撮影:2009年4月17日

    コナラ(ブナ科)

    コナラ (ブナ科)

    落葉高木。
    雑木林を構成する代表的な落葉高木。高さは20メートルほどとなる。樹皮は灰褐色で縦に不規則な裂け目ができる。葉は互生で長さは5から15センチ、幅4から6センチの倒卵形で洋紙質。花は雌雄同株で葉の展開と同じ4月下旬に開花する。雄花序は長さ5センチくらで多数垂れ下がる。雄花は新枝の葉腋に小さい花が多数つく。堅果は長さ1.6から2センチぐらいの長楕円でその年に熟す。殻斗には燐片が瓦に並ぶ。

    • 別名:ホウソ
    • 撮影:2008年4月21日

    オオバウマノスズクサ(ウマノスズクサ科)

    オオバウマノスズクサ (ウマノスズクサ科)

    日当たりの良い林縁などに生えているつる性の木。近くのものに絡み付いて高さ2から3メートルになる。葉は長さ5から8センチで葉裏は灰白色。花は4から5センチの葉柄に3センチほどで萼がサキソフォンのように曲がり、ふちは浅く3裂し内側に紫褐色のすじがある。さく果は長楕円形で5から7センチで熟すと6裂する。

    • 撮影:2009年4月23日

    ヤマツツジ(ツツジ科)

    ヤマツツジ (ツツジ科)

    半落葉低木。
    丘陵の林縁や林内に見られる。葉は互生で春に出て秋に落ちる春の葉と、夏から秋に出た葉を冬に見かける。春の葉は長さ3から5センチで幅は1から3センチの楕円形。葉先はとがり基部はくさび形で両面に褐色の伏毛がある。夏の葉は春の葉よりも小型で先は丸い。花は5から6月で枝先に2から3個で朱色。花冠は直径4から5センチの漏斗形で5裂して上裂片には濃い色の斑点がある。果実はさく果で8から10月に熟し裂開する。

    • 撮影:2008年4月26日

    ムクノキ(ニレ科)

    ムクノキ (ニレ科)

    落葉高木。雌雄同株。
    丘陵に生え高さ20メートル、直径1から3メートルほどにもなる。樹皮は淡灰褐色で筋状にわれて剥がれる。葉は互生し長さ5から10センチ卵形から長卵形、縁には鋸歯が鋭く質はうすくざらつく。昔、サンドペーパとして利用した。5月ころ芽吹きと同じ時期に花をつける。果実は核果で直径7から12ミリの球形、紫黒色に熟す。果肉は甘く食べると美味。

    • 別名:ムクエノキ
    • 撮影:2008年4月26日

    コマユミ(ニシキギ科)

    コマユミ (ニシキギ科)

    落葉低木。
    落葉広葉樹の林内や林縁で見かける。葉は対生で倒卵形で先はとがる。花は目立たず花弁4個、雄しべ4個、雌しべ1個。ニシキギの変種。ニシキギには枝にコルク質の翼があるが翼が発達しないものをコマユミという。紅葉が美しい。

    • 撮影:2008年5月6日

    フジ(マメ科)

    フジ (マメ科)

    つる性の落葉木本。
    左巻きに長いつるが木などに巻きつく。葉は奇数羽状複葉。長さは30センチ前後で小葉は5から9対、長さ5から10センチの卵形から長い楕円形で質は薄く全縁。4から7月に紫色から薄紫色の長さ20から80センチの総状花序で垂れ下がり、基部の方から咲き始め蝶形花の花を多数つける。蜂が訪花する。果皮の硬い豆果で長さ20センチ、細毛で覆われている。種子は9から10月に熟し円形で光沢があり平たく褐色で表面に不規則な濃褐色の模様がある。

    • 別名:ノダフジ
    • 撮影:2008年5月6日

    マルバウツギ(ユキノシタ科)

    マルバウツギ (ユキノシタ科)

    落葉低木。
    日当たりの良いやや乾燥した崖地などに生えている。若枝は紫褐色で星状毛が密生しており、髄は中空。葉は対生、長さ4から7センチの卵円形で葉脈が凹入して裏面に凸出しているので表面がしわ状になる。花序につく葉は柄がない。花は5から6月、円錐花序に白色の1センチほどの花を多数つける。花弁5個、雄しべは10個。

    • 別名:ツクシウツギ
    • 撮影:2008年5月6日

    タブノキ(クスノキ科)

    タブノキ (クスノキ科)

    常緑高木。
    町内全域のあちこちで大木が見られる。葉は互生で長さ5から8センチ、長楕円形の光沢のある皮質。花は5から6月に枝先に円錐花序に淡黄緑色の小さい花をつける。果実は7から8月に直径約1センチほどの球形で黒紫色に熟す。

    • 別名:イヌグス
    • 撮影:2008年5月6日

    コゴメウツギ(バラ科)

    コゴメウツギ (バラ科)

    やや乾いた崖に見られる落葉低木。よく枝分かれをし叢生する。葉は互生で小さく長さ3から5センチ羽状に中裂し縁は重鋸歯。5月ごろ新しい枝先や葉腋から総状花序に小さい白い花が群れて咲く。花弁は5個のへら状、雄しべは10個で花弁より短く内側にまがる、雌しべは1個。袋果は長さ2から3ミリの球形で萼につつまれ表面に軟毛がある。9から10月に熟す種子は直形約1.5ミリ程度である。

    • 撮影:2008年5月6日

    ツルウメモドキ(ニシキギ科)

    ツルウメモドキ (ニシキギ科)

    落葉つる性木本。
    明るい雑木林や林縁に生える。
    葉は互生で長さ4から10センチ、幅は2から8センチの楕円形から傾卵形で縁には鋸歯がある。
    雌雄異株。5から6月に葉腋から短い集散花序に黄緑色の花を10数個つける。
    花弁は5個。果実はさく果で約8ミリの球形、秋に黄色に熟すと3つに裂けて黄赤色の仮種皮に包まれた種子が現れる。熟した果実は美しいので生け花やリースに使われる。

    • 撮影:2008年5月6日

    スイカズラ(スイカズラ科)

    スイカズラ (スイカズラ科)

    半落葉つる性。
    枝の髄は中空で葉は対生。葉の長さは3から7センチで楕円形から長楕円形、両面に毛がある。花は5から6月に枝先の葉腋に2個ずつつける。花冠は長さ3から4センチの筒形、くちびる状に2裂して上弁は先が4裂し下弁は線形。花の咲き始めは白色の淡紅色で後に黄色になる。雄しべ5個、雌しべの1個は花冠から突き出ている。液果は直径5から6ミリ、2個の球形で黒く熟す。

    • 別名:キンギンカ
    • 撮影:2008年5月8日

    ノイバラ(バラ科)

    ノイバラ (バラ科)

    林縁や林道沿いにに普通に見られる落葉低木。枝には鋭い棘がある。葉は奇数羽状複葉で互生。小葉は3から4対でやや長楕円形2から5センチ。表面は光沢がなく裏面と葉軸に短毛がある。托葉は櫛の歯状に裂け葉柄に合着。5から6月枝先に円錐花序に2センチほどの白い芳香のある花を多数つける。果実は直径5から9ミリの球形で赤く熟す。実は食べられない。

    • 撮影:2008年5月8日

    ハリエンジュ(マメ科)

    ハリエンジュ (マメ科)

    落葉高木。北アメリカ原産。
    明治初期に持ち込まれ各地で野生化している。樹皮は縦に裂け、葉のわきに一対の棘がある。葉は長さ12から25センチの奇数羽状複葉。小葉は3から9対で長さ2から5センチの楕円形。花は長さ10から15センチの総状花序で白く芳香があり蝶形花は垂れ下がる。豆果は長さ5から10センチの線状長楕円形。種子は平らで腎形、直径5から6ミリで黒褐色。

    • 別名:ニセアカシヤ
    • 撮影:2008年5月8日

    ミズキ(ミズキ科)

    ミズキ (ミズキ科)

    落葉高木。
    春先に枝を切ると樹液が水のように滴ることからミズキと言われる。枝を四方に広げ高さ10から20メートルになる。枝は一年ごとに四方に出る。葉は互生で枝先に集まって出る。葉の長さは6から10センチ、幅3から8センチの広楕円形でふちは全縁。表面は無毛、裏面は伏毛が密生し白い。枝先には散房花序に直径7から8ミリの白く小さな花を多数咲かせる。花弁は4個。果実は核果、直径6から7ミリの球形。10から11月に黒く熟す。

    • 別名:クルマミズキ
    • 撮影:2008年5月8日

    イボタノキ(モクセイ科)

    イボタノキ (モクセイ科)

    林縁で見られる高さ4メートルの落葉低木。二宮では冬でも葉が残っている。樹皮は灰褐色で丸い皮目があり、葉は互生で長さ2から7センチ、幅7から20センチの長楕円形。全縁。5から6月頃、新しい枝の先に2から4センチの総状花序をだして白く小さい花をつけ、葯は花筒から少し出る。果実は長さ6から7ミリの広楕円状球形で、11月ごろ紫黒色に熟す。

    • 撮影:2009年5月18日

    ウスアカノイバラ(バラ科)

    ウスアカノイバラ (バラ科)

    高さ2メートルほどになる落葉低木。新枝は緑色で葉は互生の奇数羽状複葉。葉軸には軟毛と小さな刺がある。托葉は葉柄に付き縁深く切れ込んで腺毛が混じる。5から6月に枝先に2センチほどの淡紅色の花を円錐花序に多数つける。秋に赤い実ができる。

    • 別名:ノバラ
    • 撮影:2005年5月18日

    ヤマウルシ(ウルシ科)

    ヤマウルシ (ウルシ科)

    丘陵地に生えている高さ3から8メートルの落葉低木。灰白色の樹皮で褐色の縦筋がある。葉は長さ29から40センチの羽状複葉で毛があり互生。小葉はから8対で長さ4から12センチ、幅3から6センチの楕円形。雌雄別株で5から6月葉腋から円錐花序に黄緑色の小さな花をつける。核果は淡黄色で剛毛がある。

    • 撮影:2009年5月18日f

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