冬の樹木
- [更新日:2022年10月28日]
- ID:83
ヤドリギ(マツグミ科)
落葉広葉樹に寄生する、常緑低木。二宮ではケヤキ、ムクノキ、サクラに寄生している。葉は対生。長さ3から8センチ、幅5から10ミリの倒披針形で全縁。皮質で両面無毛。雌雄別株。液果は淡黄色の球形で粘液質の果肉に包まれている。種子は鳥によって散布される。
- 別名:ホヤ、トビヅタ
- 撮影:2010年1月4日
モクレイシ(ニシキギ科)
常緑小低木。雌雄異株。
吾妻山の南面には大きな雌株が生えている。常緑の小高木から低木。葉は対生で長さは4から8センチ、幅2から4センチの楕円形の皮質。雌雄異株の花は2から4月に黄緑色の小さい花を葉腋に数個つける。さく果は長さ2センチほどで楕円形。12から2月に熟して2裂する。種子は橙色で緑色の果皮は先に落ちる。花と種子を同時に見ることができる。
- 撮影:2008年1月4日
ガマズミ(スイカズラ科)
落葉低木。
林内に生え、高さ2から4メートルになる。葉は対生し長さ6から15センチの広卵形から円形でふちにはあらい鋸歯がある。両面とも毛があり、裏面は腺点が密生している。5から6月に本年枝の先に散房花序に直径約5ミリの小さく白い花を多数つける。
9から10月に長さ6ミリの卵状楕円形の実をつける。果実は赤く熟し、果実酒に利用する。
- 別名:ヨソゾメ、ヨツズミ
- 撮影:2008年1月11日
コウヤボウキ(キク科)
丘陵地のやや乾いた所に生えている60から100センチの草本状の小低木。枝は細く枝分れが多い。1年枝の先に白色の頭花をつけ、舌状花は筒状で5つに深く裂ける。冠毛は赤褐色。高野山ではこの枝をまとめて箒にしたのでこの名前になった。
- 撮影:2005年11月5日
ヤブコウジ(ヤブコウジ科)
林内、林縁に生えている高さ10から20センチの常緑低木。葉は茎の上部に4から5枚輪生状につき互生。葉縁は細かな鋸歯がある。7から8月ごろ葉腋に直径5から8センチほどの白い花を下向きにつける。核果は10から11月に直径5から6ミリの球形で赤く熟す。
- 撮影:2009年11月25日
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