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あしあと

    エアコンの洗浄による火災に注意

    • [更新日:2023年2月23日]
    • ID:1567

    エアコンの誤った内部洗浄で火災が発生しています

    独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)によると、2015年度から2019年度の5年間にエアコンの事故が263件発生し、その内、誤った洗浄方法で発生したエアコンの内部洗浄の事故は20件ありました。

    エアコンの事故や火災に至る原因は縷々ございますが、今回はエアコンの内部洗浄を原因とした火災のメカニズムについて紹介します。

    エアコン内部洗浄時の注意

    十分な知識を持たずに市販のエアコン清掃用スプレーなどの洗浄液を用いてエアコンの内部洗浄を行うと、本来、水分を付着させてはならない機器内部の電気部分(配線や基盤部分)にまで洗浄液を浸透させてしまい、機体内部でトラッキング現象が発生し、異常発熱や出火する原因になります。

    ご自身で内部洗浄を行う場合は、必ず商品の取扱説明書に従って実施してください。

    (注釈)トラッキング現象とは、付着した水分やほこりによりトラック(電気の通り道)が生成されて異常発熱する現象です。

    火災の再現状況

    エアコンの内部洗浄を原因とした火災は以下の画像のように発生します。

    画像出典:独立行政法人製品評価技術基盤機構が公表している動画を基に二宮町消防本部が作成

    エアコン内部の電気部分に洗浄液が付着、白煙があがっている状況

    エアコンを掃除している写真

    エアコン機体内部から出火し、激しく炎上する状況

    エアコンが燃えている写真

    エアコンの内部洗浄については、購入先の販売店やメーカーのサービス窓口などに相談してください。

    漂白剤などの使用は機器の破損につながります

    機器の破損や火災のおそれがあるため、エアコンの内部洗浄に消毒用のアルコールなどの可燃性の液体や次亜塩素酸ナトリウムなどの腐食性のある液体を使うことはやめましょう。

    エアコンの消毒に漂白剤を使用している写真

    画像出典:独立行政法人製品評価技術基盤機構