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あしあと

    みんなの未来を みんなで考える

    • [更新日:2023年3月7日]
    • ID:1256
    みんなの未来をみんなで考える

    【こちらは、児童・生徒向けのページです】

    私たちが住む地球に「昼間」という明るさを届けてくれる「太陽」。
    その太陽は、近くにありそうで、とても遠くにあることを知っていますか。
    太陽は、地球からおよそ「1億5千万km」も離れたところにあります。
    「1億5千万km」というと、想像するのが難しいので、ちょっと計算してみましょう。

    太陽までどれくらい?

    太陽は、そんな遠い距離から私たちの住む地球に向け、「太陽光」というエネルギーで「明るさ」を届けてくれています。

    では、「明るさ」の他には、何を与えてくれているでしょうか。
    太陽は、「光」のほかに「熱」も私たちに与えてくれています。
    (光や熱など、太陽光の仕組みくについては、図書館などで調べてみましょう!)

    今、地球をとりまく「」が問題になっています。
    このページでは、その問題について勉強してみましょう。

    1「ちきゅう おんだんか」って、なんだろう?

    みんなは、「地球温暖化ちきゅうおんだんか)」という言葉を聞いたことがありますか。

    地球があたたかくなっていく

    「地球があたたかくなっていく」とは、どういうことでしょうか。

    地球の周りには「大気」があります。
    その大気には、二酸化炭素などの「温室効果ガス」と呼ばれる気体がふくまれています。
    この温室効果ガスというものには、下の図のように、熱のもととなる赤外線のエネルギーを吸収したり、再び放射する性質があります。

    温室効果ガス

    環境省の資料を参考に作成した「地球温暖化のイメージ」

    私たちは、毎日、太陽からのエネルギーを受けています。
    そのエネルギーによって地表が温まり、地表から放射される赤外線のエネルギーは、宇宙に飛んで行ってしまうものもあれば、温室効果ガスに吸収されたり、地球に向かって放射されることで、地球をとりまく大気を温めていきます。
    これを「温室効果」と呼びます。

    国(気象庁)のデータを見てみると…

    • 温室効果によって世界の平均気温は、およそ14℃となっています。
    • もし、温室効果がない場合の地球の表面温度は、氷点下19℃ほどと考えられています。

    そのため、温室効果があるから、私たちは地球上で現在のように暮らすことができるんです。
    みんなは、その温室効果がどんどん高まっていることを知っていますか。
    温室効果が高まると、どうなってしまうでしょうか。

    今後の地球温暖化

    このまま温室効果ガスが増え続けてしまった場合のイメージ

    上図のように、大気中の温室効果ガスが増えていくことで、より一層温室効果が強まってしまうため、平均気温がますます上昇していってしまうのです。
    このように、未来に向けて「地球が温かくなってしまう」ことを、「地球温暖化」といって、二宮町の人や日本人だけでなく、世界中の人々にとって大きな問題となっています。
    では、気温上昇をまねいてしまう「温室効果ガス」は何が原因で発生して、どれくらい増えてきてしまっているのでしょうか。

    2 何が原因なんだろう?

    地球温暖化の原因となる「温室効果ガス」。
    その温室効果ガスは、二酸化炭素(CO2)やメタン(CH4)、一酸化二窒素(N2O)、フロンなどの気体のことです。
    温室効果ガスの大部分は、自然の成り行きで発生したものではなく、人為的(人の手が加わった)なものとなっています。
    そのため、地球温暖化は、「人間活動の影響が主な要因である」とされていて、「人間活動の影響」とは、化石燃料(石炭、石油、天然ガスなど)の燃焼や森林を破壊していくことなどです。
    下のグラフは、近年の人為的な温室効果ガスの排出量を知ることができます。

    温室効果ガスの割合

    上のグラフのとおり、温室効果ガスの多くの割合をCO2(二酸化炭素)が占めていることがわります。
    また、下のグラフ(左)のとおり、CO2(二酸化炭素)の排出量は、ここ100年ほどで急激に増えていることがわかります。
    なぜ、この100年ほどで、CO2(二酸化炭素)の排出量は増えてきたのでしょうか。
    下のグラフ(右)は国別のCO2(二酸化炭素)の排出量になりますが、日本は5番目に多く排出していることがわかります。

    世界の二酸化炭素排出量2019

    「地球の誕生・生命の誕生・人類の誕生」は、さかのぼること何億年・何万年も前の話。
    その長い歴史の中で、ここ数百年の間には、「自動車」や「電化製品」などが誕生・普及してきたことで、私たちの暮らしはとても便利なものになってきました。
    この数百年は、地球史上・人類史上で最も飛躍的な変化を迎えたと言ってもよいのです。
    しかし、便利な物が次々と誕生し、私たちの生活になじんでいく一方、それらの多くはCO2(二酸化炭素)を排出し続けてきました。
    このままCO2(二酸化炭素)の発生を減らしていなかないと、どうなってしまうのでしょうか。

    3 このままだと地球はどうなるんだろう?

    このままCO2(二酸化炭素)が増え続けると、地球私たちの生活は、どうなってしまうでしょうか。

    国(環境省)のデータを見てみると…

    • 20世紀末頃(1986年から2005年)と比べて、有効な温暖化を防止する取り組みをしなかった場合、21世紀末(2081年~2100年)の世界の平均気温は、2.6~4.8℃上昇する。
    • 厳しい温暖化対策をとった場合でも、0.3から1.7℃上昇する可能性が高くなる。
    • さらに、平均海面水位は、最大82cm上昇する可能性が高いと予測。

    2100年未来の天気予報を見てみよう!

    このまま温暖化防止対策をとらなかったら、未来の地球はどうなってしまうのでしょうか。
    環境省が「2100年未来の天気予報」という動画(夏版・冬版)を公開していますので、動画をみてみましょう。

    未来の天気予報をみて、何を感じましたか。

    真夏日の日数が増える

    地球温暖化(平均気温が上昇する)が進むと、どんなことが考えられるでしょうか?

    温暖化のリスク

    平均気温が数℃上がってしまうことで、私たちの生活に与える影響はとても大きいものです。
    未来の人たちが困らないようにするため、今を生きる私たちは何をすれば良いのでしょうか。
    それは、「できるだけ温出効果ガスを出さないようにする」取り組みをしなければなりません。

    4 私たちはなにをしていけばいいの?

    何ができるかを考える前に、私たちの暮らしの中で「どこからCO2(二酸化炭素)が出ているか」を知ると、CO2(二酸化炭素)を減らす取組のヒントが得られるかもしれません。

    グラフ

    左の円グラフは「燃料の種別」によるもの、右の円グラフは「使いみち」によるもので表されています。

    「私は、〇〇することでCO2を減らしていきます!」

    どんな小さなことでもかまわないので、どんなことができるかを考えてみよう!

    「5分」でいくつ思いつくかチャレンジ!

    どんなことで減らせるかな?

    例をみてみましょう!

    全国地域温暖化防止活動推進センターの資料で、一般的な例をみてみましょう。

    うちエコ!アクション1の画像
    うちエコ!アクション2の画像
    エコドライブをしよう!の画像
    自然を感じる家への画像

    自分にできそうなこと、何かヒントが見つかりましたか?
    たくさん見つけた、次は…

    5 さぁ、行動しましょう。未来のために!

    残念ながら、たった今も地球温暖化は進んでしまっています。
    ただし、世界中の国々で地球温暖化の原因となる温室効果ガスの削減に取り組んでいます。
    日本でも、「2030年度の温室効果ガスの排出量を2013年度比で46%削減(さらに50%の高みに向けて挑戦)する」という目標を達成するために、「COOL CHOICE(=賢い選択)」という国民運動をしています。

    クールチョイス

    さっき、「CO2を削減する行動」を考えましたね。
    それを行動にうつしていくことが、「COOL CHOICE」です。
    ライオンやキリンなど、人類以外の動物は車に乗ったり、電気を使いませんので、地球温暖化の原因になるほどのCO2を排出することはありません。
    地球上にはおよそ80億の人がいて、その内の1人がみなさんです。
    「80億人のうちの1人だから、私くらいクールチョイスしなくていいや。」、「遠い将来のことだから、私には関係ない」なんて思わないでください。
    地球温暖化は、着々と進行していて、身近に危機が迫っています。
    今、何か対策をしていかないと、未来の人だけではなく、今を生きる私たちにも影響が出始めています。
    一人ひとりの「CO2を減らすちょっとした工夫や取り組み」の積み重ねが、やがて大きな成果になるでしょう。

    考えてみましょう。
    地球全体、世界全体の大問題「地球温暖化」。
    80億人の人が、今よりちょっと、次はもっと、COOL COICEをしてみたらどうでしょう。
    みんなのCOOL COICEは、豊かな未来をつくります!

    あなたの取り組む姿が、社会のお手本に…

    あなたのCOOL CHOICEの取組は、79億分の1を満たすだけでなく、80億分の10も、100も満たす可能性があります。

    あなたが「一緒にやろうよ」と声をかけた人。
    あなたが行動する姿を見た人、聞いた人。
    あなたの行動は、周りの人の行動を変えることにもつながっていき、すごい力を生み出します。

    さぁ、まずは何から取り組みますか?

    町では、みんなからの「COOL CHOICE」を募集しています。
    ぜひ、みんなの「COOL CHOICE」を教えてください。
    ご応募お待ちしております。

    絵本を読むこだぬき
    クールなちょい子さんが行く。

    「COOL CHOICE」を、漫画でわかりやすく紹介している小冊子、「クールなちょい子さんが行く。」シリーズ(全3話)を見てみよう!

    出展:環境省

    環境省のホームページには、地球温暖化の現状や将来予測などがわかりやすく掲載されています。

    募集

    地球温暖化を防止するためには、人の意識や行動を変えていく必要があります。
    誰もが『まずは「ちょっと」。次は「もっと」。』という積み重ねが「未来をつくる」ことにつながって行きます。
    みんなの意識や行動を変えることは、とても難しいことです。
    しかし、縦横3km四方の小さなこの町に住む皆さんは、生活スタイルにおいて似通ったところもあることから、共感がうまれやすいかもしれません。
    そこで、この町に住む皆さんが実践しているちょっとした工夫や取組を募集します。
    その事例をさまざまな場面で皆さんと情報共有し、その中から「これだったら私もできそう」というメニューを複数選択・実践していただくことで、環境にやさしく、環境意識の高いまちづくりを推進していきたいと思います。

    募集方法などの詳細は下記画像をご覧ください。

    賢い選択を募集